インタビュー

  • HOME
  • インタビュー

私の願い、それは地域の皆様が健康で幸せであることです。

外科の医師であった父の姿を見て、人の役に立てる仕事だと思い医師になり、自分の手で治療を施すことができる整形外科を選びました。これからも、大好きな丸亀や近隣の皆さまに貢献できる医療を提供していきます。

医師を志したきっかけと、整形外科を専門にされた理由を教えてください。

父がこの地で開業していて、子どもの頃から父の仕事ぶりを間近に見ながら育ちました。親に跡を継いでほしいと言われたわけではないのですが、人の役に立ついい仕事だと思っていたこともあり、将来は医師になろうと思っていました。

整形外科に進んだのも父が外科の医師であったことが影響しています。まず、自分の手で患者さまを治療するという感覚がいいと思い外科系を選びました。その中でも、患者さまが改善していく実感を得られることに惹かれて整形外科を選びました。

診察の際に心がけていること、診察のモットーを教えてください。

患者さまの訴えをできる限り受け止めることです。もちろん、医療的に必要なものは治療をしたり、当院で対応できないものはほかの医療機関を紹介したりしていますが、現代医学では治療が困難な症状や、手術後も充分治っていないところなど、患者さんのあらゆる悩みをお聞きし、極力受け止めるようにしています。これは専門が細分化している総合病医院の勤務医時代にはなかなかできなかったことで、ここにこそ地域に根ざした医院としての役割があると思っています。

また、初診で来院された患者さまには教えていただける範囲でお仕事のことなどを伺っています。地域柄、農業に携わっている高齢者が多いので、緊張なさっている患者さまには、今年の作物の取れ具合などを尋ね場の雰囲気が和らぐようにしています。

医院の外観、内観のデザインでこだわっているところがあれば教えてください。

実は私の趣味は建築物を見ることで、150年程前に活躍していたアメリカの巨匠フランク・ロイド・ライトのデザインが好きだったのと、彼が設計した東京のある学校の建築物の広い内部空間がリハビリ室のイメージと重なったので、その建築物の外観をオマージュして設計しました。

院内はシンプルですが、大きな窓から入る光が明るい空間を作ってくれています。また、清潔さを心がけ、整形外科の医院ですのでバリアフリーにしています。動線も複雑にならないように、見回していただくだけで診療室やリハビリテーション室がどこにあるか分かるようになっています。

この町の好きなところを教えてください。

好き嫌い以前の単純なことですが、ここが生まれ育った場所だということです。大きな都市のような華やかさはないかもしれませんが、ここが私のふるさとであり、私の一部なのです。

また、丸亀は皆さんご存知のように城下町です。丸亀城は現存天守を擁し、山裾から頂上まで高石垣で固められています。このような形態の城郭は全国的に見ても貴重な遺産であり、誇りに思っています。

患者さまへメッセージをお願いいたします

「こんなこと聞いてもいいのかな」と悩まずに、気軽に相談していただけたらと思います。地元に根づく医院としての小回りのよさを生かし、対面で人と人としてのお話ができる診療をしたいと思っています。そして、私の力が及ぶ範囲で対応いたします。

当院で対応できないものは紹介状を書かせていただきますが、自分が本当によいと思えるところを紹介させていただくようにしています。地元に対する愛情は人一倍あると思っていますので、丸亀の皆さまはもちろん、香川や高松といった地元に近い皆さまにも幸せになっていただけるように、患者さまと向き合い、お話をさせていただきながら診療いたします。